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12年

僕がこの小島印房で働き始めたのは
12年くらい前になります。

もう12年かぁ、早いなあ、という気持ちはほとんどなく
色々なことがたくさんあったので、たしかに12年くらいは
経っているだろうね、という感触です。

始まりは2005年、
当事僕は東京にいて、大学を卒業し
とある法律事務所で働いていました。

法律事務所で働いていたといっても
裁判資料や商法の資料を扱う
専門性のある事務職に少し面白みを感じていたり、
それほど人に合うこともなく静かに出来る
職場の居心地がよかっただけで、
特に法曹関係で身を立てていこうと
いう気持ちではなく、この先何をして行こうかと
思っていつつの仕事でした。

ある時、仕事でちょっと嫌なことがあり
この先の身の振り方をより真剣に考え始めたとき、
ふと、「実家に戻る、商売をやる」という選択肢に
思い至りました。

もともと東京での暮らしの中で
なかなか生活を整えられず
精神的にも肉体的にも
自業自得的な歪みが生じていたのもあり
新たな道を模索してはいたのですが、
「実家に戻る」という選択肢は
それまであまり考えたことがなかったので
その言葉は自分にとっても唐突なものでした。

けれど、その唐突な考えが
そのときは天恵のように感じられて、
思い浮かんだ直後には、もう帰ることを
ほとんど決めていました。

場所は国分寺のジョナサンの店内、
飲み物を飲みながら、世界史の本を
読んでいる時でした。

それから名古屋に帰り、
仕事を始めて、今に至るわけですが、
冒頭で書いたようにその最中にも
本当にいろいろなことがありました。

簡単に書こうとしても、
ひとつの出来事にいろいろな気持ちや考えが
ぶら下がっていて、それは別の出来事や人物とも
結びついていて、思い出そうとすると
どんどんと書きたいことが複雑怪奇に
なって、言葉が繋げていけなくなってします。

まだ自分なりに消化できてないものが
たくさんあるからだろうとおもいますが、
そんな複雑怪奇な記憶の塊が
自分の今の土台となっています。

振り返ると、真剣にやってはいたけど、
必要のない力を入れていたり
出来ないことを無理にやろうとしていたり、
やり方がまずかったなと思う部分が多々あります。

真面目にしなきゃと思いすぎて
自分を追い込み、何も出来なくなることなども
多々ありましたし、
もう少し、心を入れ替えて向き合っていかなきゃと
強く思う今日この頃です。


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